|
|
新内といえば、時代劇などで花街などで
三味線を弾きながら 歩いてゆく新内流しを思い浮かべる方も多いでしょう
|
Q |
あれは何を弾いているの? |
A |
「流し」という新内流し特有の曲を弾いています。
その曲の音色が遠くから聞こえてくると
「あ、新内流しが来たね」
と思ってもらっていたそうです。
求められて道端で語るときは、長い新内節の
有名な節をちょっくら語ります。 ラーメン屋のチャルメラみたいなものかな? |
Q |
新内節とは
|
A |
舞台やお座敷で、(文楽のように)ひとつの長い物語を太夫が(浄瑠璃を)二丁の三味線(本手と上調子)をバックに台詞を言ったり、唄ったりしながら 語ってゆきます。 |
Q |
どんなお話なの? |
A |
江戸情緒たっぷりの、遊女の切ない恋物語や、人情物です。(近松の世界だよ!) |
|
(邦楽をあまりご存じない方へ)
細かいことは、無視してザックリ言うと
新内は、ボーカルと、三味線2人の合計3人で構成されたグループです。
ボーカルは、唄も台詞も(一人芝居)ミュージカル状態で、一人でやるのです。
(もちろん、踊ったりしません、座ったままで声色を使い、一人何役もこなします)
三味線は、一人はベース音、もう一人は高い音で旋律音を奏でます。
台詞の中では、三味線で効果音も出します。
三味線2人は、ガッツり、ボーカルに合わせ、ボーカルを盛り立てて
うまく乗せてあげなくてはなりません。
新内は、4拍子とか3拍子とか言うリズムではありません、「間」「呼吸」です
(リズムもあることは、あるけど・・・)
3人の楽譜に表せない「間」でぴったり呼吸のあった様子は、
演じるほうも、聴くほうも、えも言われぬ快感になります。
台詞もたくさんあります。登場人物により雰囲気をかえて語ります、
この日本固有の、なんともいえない「間」の魅力に嵌るともう、抜けられませんね(笑)
|